世界で初めての株式会社といわれているのが、オランダやイギリス、フランスでつくられた「東インド会社」です。当時のヨーロッパでは、肉を保存するための香辛料を調達するためにアフリカやアジアを目指す人が大勢いました。 しかし、当時の造船技術での航海は大変大きなリスクがあり、無事に香辛料を持ち帰ることができれば大儲けですが、航海に失敗すればすべてが水の泡です。自分の人生をかけるような大勝負であったといえます。...
日本銀行の役割のひとつとして、紙幣の発行があります。日本銀行が唯一の発券銀行だとしても、いつでもどれだけでもお札を発行できるということはありません。当然、そこには厳格なルールが定められています。 ひと昔前であれば、お金は「兌換紙幣」と呼ばれるものであり、「お金は金(ゴールド)交換できる」という信用を得ていました。このように、金(ゴールド)の量がお金の信用を担保する仕組みのことを「金本位制」といいます。金(ゴールド)の保有量に比例して紙幣を発行することができるというシンプルな体制でした。...
長期投資かつ分散投資の重要性は以前の投稿においても述べたとおりです。分散投資は、資産クラスの分散以外に、時間分散という考え方があります。時間をずらして投資するということです。 100万円が手元にあるとします。これを一括投資するのではなく、例えば20万円を5回に分けて投資することをいいます。なぜそのような手間をかけるのでしょうか。それは投資する絶好のタイミングを正確に判断することができないからです。...
世界経済は人口の増加に伴いこれからも成長を続けていきます。その成長のシナリオを前提にすれば、長期投資は短期的なボラリティなど誤差であり、十分なリターンが期待できる投資手法です。ここに分散投資することでリスクコントロールすることも可能になるのです。 資産クラス分散におけるポイントとしては、値動きの方向性が異なる資産の組み合わせ、つまりマーケットが急落したときにすべての資産価値が同時に下落してしまうリスクを軽減させることにあります。...
投資信託の運用戦略として、アクティブ運用とインデックス運用があります。日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、市場全体の動きを示す基準となる指数に連動した運用実績を目指すのがインデックス運用です。 これに対し、上記の指数をベンチマークとしてそれを上回るリターンを目指した運用をするのがアクティブ運用です。つまり、アクティブ運用でインデックス運用を上回るためには、ファンドマネージャーが日々の情報収集や銘柄分析を行うことでリターンの追求を行っているということです。...
多くの人からお金を集めてファンド(運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品)を組むことで、長期の資産形成に必要な要素を持ち合わせており、投資の王道とも呼べるのが「投資信託」です。 必要な要素のひとつとして、分散投資があります。投資信託は大勢の投資家から集めた資金で投資を行うため、私たち個人では到底ムリな100億円、1,000億円規模の運用が可能になることが特徴です。...
株価が安くなったから「買いだ」と判断するにしても、何を基準に判断すれば良いのでしょうか。店頭で販売される生鮮食品であれは、特売や見切り品など、大幅に値引きされているものは「お得」と判断できます。...