弊社に関してもですが、通信技術の飛躍的な発展や新しいテクノロジーの開発により、いまの私たちは数百年に一度の転換点に直面しています。
コロナ禍でさえ、PCやスマホがあれば世界中の人々や経済と繋がっており、リアルタイムでコミュニケーションが可能です。
様々なことが停滞している今こそ、何かを始める切っ掛けと捉え、投資や金融経済のリアルを発信していきたいと思っています。
また、日本や世界が向かっている方向性について、普段の生活からは意識していない視点から、分かりやすく説明していきたいと思います。
なぜフィリピンでの投資が注目されているかというと、人口の過半数を若年層が占め、増え続けることを「人口ボーナス」と言い、フィリピンは2050年まで継続するといいます。
試算によると人口自体は、2092年まで増え続けると言われており、アジアのなかでも最長です。
数十年後にはフィリピンと日本の国力は大きく変わってしまうことでしょう。
2100年には、人口は日本は現在の3分の1の4,000万人、フィリピンは1.6億人になるとも言われています。2021年現在、日本の平均年齢は48歳、フィリピンの平均年齢は24歳。
これは、1970年代の高度経済成長期にある日本と酷似しており、同じような道を今後のフィリピンが辿っていくことを感じさせます。
1972年、当時の日本は田中角栄政権のもと「日本列島改造論」によりインフラが整備され、どんどん豊かになり、国民の所得が2倍になった時代です。
現在、フィリピンのドゥテルテ政権が「ビルド・ビルド・ビルド」と呼ばれる大規模なインフラ整備計画を強力に推し進めていることも、日本がかつて経験した持続的な経済成長をこれから数十年に渡り、フィリピンが辿っていくことを予感させます。
フィリピン人は国際色豊かで、歴史的に多様な外来文化を取り入れてきた側面があり、スペイン植民地時代、アメリカの支配、日本による占領、中国人移民の流入などが挙げられます。
ラテン系で感受性が豊か、陽気で人懐っこく基本的にどこで誰とでも仲良くでき、英語ペラペラな人が多いので、現在、1,000万人以上のフィリピン人が世界中で働いていおり、今日のフィリピン経済は彼ら・彼女らの送金のおかげで活況で、今後も中長期的に継続すると予測されています。
◻️フィリピン人が大切にする4つの 「F」
① Family 家族
② Faith 信仰
③ Face 面子(めんつ)
④ Fest 祭事
フィリピン人にとって最も大切なものは家族です。大家族主義で年長者を敬う姿勢が強く、結婚してもお互いの家族との絆も当然に大切にします。
また、カトリックが人口の83%を占めるフィリピンでは、毎週末に教会でミサに出席するのが慣例です。
一方、面子(めんつ)については日本で言う「恥をかく」に似た「ヒヤ」という感覚があり、集団の中で自尊心を傷付けられることを極端に嫌います。
人前で叱責・罵倒されるのは大きな侮辱となるので、上司が部下を指導するようなときも、大勢の前で叱責する事は避けましょう。
互いの文化の違いを理解し、配慮することも大切です。
ラテン系アジア人であるフィリピン人の特徴として、苦しい時もなるべく楽しみを見つけて過ごそうとします。
楽しみの典型が、フィリピン各地で催される数多くのお祭りであり、切っても切れないフィリピン文化のひとつとして根付いています。
◻️増えるフィリピン 減る日本
日本とフィリピンの人口ピラミッドです。フィリピンの方はきれいなピラミッド型をしているのが見て取れます。若者が多く高齢者が少ないフィリピンと、その真逆を行く日本。将来の経済成長を見据えたとき、どちらに投資するべきでしょうか。
ひと口に投資と言っても、今では無数の投資先や金融商品があるため、どれを選べばよいのか困りますよね。できる限り見通しの良いマーケットを選択し、勝てる可能性を高めることが最も重要です。
(株)コンベスト資産形成サポーター 青木慎一